税理士の選び方
納税者が税理士を選ぶ時代となりました。
税理士は誰でも一緒と言う考えは捨てるべきです。
税理士の人柄、事務所の規模、事務所の事業内容、サービスの内容、顧問料などを観点によきパートナーを選んでいただきたいと思います。
①税理士の人柄を知る
まず第一に税理士個人の人柄を知ることから始めましょう。
話しやすい人、いろいろ親身になってくれそう、知識が豊富、誠実な人か?
長くお付き合いができるだろうか?
など、税理士本人とお話合いする事をおすすめします。
税理士には、税理士試験を合格して資格を得る人、税務署OB、大学院を卒業して試験免除で資格を得る人、公認会計士、2代目3代目の人、民間企業からの転職者など、いろんなタイプの税理士がいます。
学歴、経歴を知る事も大切であると思います。
②事務所の規模、事業内容を知る
税理士事務所も一経営者です。
関与先の事業発展をお手伝いする立場にある以上、税理士事務所も成長力のある事務所でないといけませんね。
もう一つ事務所内の雰囲気も見ておく必要があります。
活気のない事務所はダメ!!
大規模事務所(職員30名以上)ですと、豊富なノウハウはあると思いますが、所長税理士と会う機会はありません。
零細企業ですと関与先様の存在が埋没し、きめ細かなサービスが行き渡らない可能性があります。
関与して10年以上になるけど所長税理士とは一回も面談したことがないというのはいかがなものでしょうか。
小規模事務所(職員1~4名程度)ですと、所長税理士とのコミニュケーションは図られますが、所長に長期の病欠、あるいは事故が生じた時には事務所運営が回らなくなり顧問先様に迷惑をかけるケースがあると思います。
中規模事務所(職員10~20名程度)ですと、職員一人一人に目が行き届きますし、所長税理士とのコミュニケーションも図ることができ、また職員に欠員が生じてもフォローできる体制が整えられていると思います。
当事務所ではこの体制を敷いています。
③サービスの内容を知る
サービスの内容については各事務所ごとにいろいろな特徴があると思います。
ホームページ、あるいは事務所のパンフレットなどでよく吟味する必要があります。
ホームページ、事務所案内にサービスの内容が謳っていない事務所、ましてやそういった媒体すら持ち合わせていない事務所は全くもって選択外です。
税理士法人J-spiritz山内会計のサービス内容は10の特徴でご覧下さい。
④顧問料を知る
顧問料の安い事務所は安いなりの理由があります。
薄利多売ですから当然サービスが行き届かなかったり、安いなりのサービスしか提供できなかったり、 経験が浅い、顧客が少ない、税理士のクオリティーが低いと言ったところでしょうか。また、ホームページでよく見かけるのは、一見安価で表示しているのですが、それにごまかされるケース。
年換算すると決して安くない事がよくあります。
私どもが考える業界の相場値は、名古屋圏においては法人の場合で年間60万円位~。
個人の場合で年間25万円位~と思います。安ければ安い程よいという考えも一理あると思いますが、反対に税理士の方も「この関与先は顧問料が安いから適当にやっておけばよい」と言う心理も少しは働きますよね。
高かろうが安かろうが相場値を大きく逸脱した価格は必ずどこかでひずみが生じるものです。
やはり業界の相場値の範囲内で、より綿密な、より高度なサービスを提供できる事務所を選ばれた方がよろしいのではないかと思います。
さて、最初に申し上げましたが、「税理士を選ぶのはあなたです!!」よきパートナーをお持ちになれば、必ずや御社の事業発展に役立つことは間違いありません。